弥生文化博物館 夏期企画 とんぼ玉100人展ポスター作品のこと

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作品タイトル

【百年サナギ】

大きさ:約50mm
素材:ガラス(サタケガラス)
技法:ランプワーク

作家:礒野昭子

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百年後に羽化するという架空のサナギ。
外側は眠っている姿。
内側には力強い命があります。

百年サナギの外側をカタチづくるのは、
闇のせまってくる時の青みがかった黒っぽい色、森のこずえを抜けて来る光の緑、しっとりとした水場に染み出てくる落ち葉の黄色がかった茶色。

内側には萌え出た双葉や盛んにはびこる変形菌があり、白い謎の生き物がいます。
白い生き物の名前は「ウゴウゴ」
サナギの命を象徴する存在です。

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野や山で大型のサナギをみつけたら、
そおっとひろいあげ、手に乗せてみます。

手に乗せたその不思議な物体はほとんど動きません。
でもなにかそこからじわっと力を感じるのです。
見えない、ただ眠っているだけのような塊の中では、何かがおきていて、それが自分のてのひらに伝わってくるのです。
それは手のひらから蛹をとおして万物と繋がるような感覚をも呼び起こします。

【百年サナギ】は、そのような感覚をいつも傍らにおきたくて、生み出したものです。


この作品は展覧会期間中会場にて実物を見ていただく事ができます。

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礒野昭子
 和歌山県在住
 大阪府立大学農学部獣医学科中退のあと、各国を放浪。
 1995年よりとんぼ玉制作をはじめ、現在に至る。
 
 公式ホームページ・・・http://iso.cx/index.html
 【百年サナギ】の作品紹介写真はコチラ・・・
http://www.iso.cx/kero/sanagi.html 
2020/06/26 11:24 Update