毎月第二日曜日に開催される「いそのん劇場」が、12月14日京都の南の端にあるカタツムリの博物館「ラセン館」で開催されました。
この日いそのん劇場では、カタツムリを題材にした礒野の新作発表がある中で新企画のスタートとなる事件がおこります。
では、お越しになってくださった方々が見守る中でちょっとしたお芝居を交えてすすめられたラセン館での「いそのん劇場」の様子をご紹介します。


いそのんからのおはなし
カタツムリって、幼稚園の子でも知ってるすごくポピュラーな生き物です。
だけど私もふくめ(河野さんたちマニアさんは別にして)ほとんどの人が名前と姿以外のことを実はなにも知らない生き物だったりします。
数年前から河野さんをきっかけにカタツムリを意識するようになった結果、少しづつカタツムリについて知ることが増えてきて、私はそれがとても楽しくって。
で、思ったのが、ぽつぽつとこつこつと身の回りの小さな世界を「知る」という喜びは人生を幸せにするなぁ、と。
カタツムリの作品をきっかけに、礒野は「知る」楽しみの幸せをみなさまと共有したい。
これがカタツムリをテーマにした動機です。
さて、本日ラセン館に来ていただいたこと、河野さんのお話を聞いていただくことで、カタツムリについてたくさんのことをさらに「知る」ことになるでしょう。
そして知っていることが増えれば増えるほど、礒野の作品を見るときにも、生垣でカタツムリをみつけた時にも、よりわくわくと、幸せな気持ちになるにちがいないと礒野は思っているのです。
2025年12月 礒野昭子


かたつむりに関する活動は皮革造形作家の河野甲さんのもうひとつの顔であり、ライフワークでもあります。
ラセン館はそんな河野館長がつくりあげた一風変わった博物館です。
カタツムリの軟体部分を現在の技術で標本として残すのは難しいことなのですが、ここラセン館では造形作家河野さん自身がその軟体部を制作。
生き生きとした姿のカタツムリ標本が説明や分類名とともに、展示、収蔵されています。


この日、大事な新作を納めたケースと、ウミノモトが取り付けられたままのAKICOをラセン館まで運んできたのはカエル星人ケロ。
カエル星人は怪盗ルパンダが【ででんでんでん】を盗みに来るのを防ぐべく、そのまま屋外で警護にあたることになったケロ

ラセン館でのいそのん劇場、本日のメニューはコチラ

まずは、いそのんのご挨拶、
つづいて、河野さんにカタツムリのお話しをしていただきました。

カタツムリを見つめることの楽しさが、皆さんに伝わったあとは、ラセン館の展示品、収蔵品をそれぞれで楽しむ時間です。

運び込まれた【ででんでんでん】は12匹。
お披露目を任された町長とのんちゃんがそっと確認します。
「大丈夫、大丈夫」

14:00 新作発表の時間です。

さて、とうとう見ていただくわけですけど、幾分ドキドキしています。
礒野としては、今持てるチカラを精一杯ひーっとしぼりだして、生み出したものです。
では町長さん、おひろめよろしくお願いします。
名前は【ででんでんでん】新種のカタツムリです。

町長が、黒い標本箱を真ん中の机に設置します。
箱には引き出しがふたつ。
どちらにも6匹の【ででんでんでん】が入っているはずです。
箱の上にあったAKICOをのけて、町長は上の引き出しをおもむろに引き出します。

「あ!無い!」
あわてて今度は下の引き出しをのぞきます。
「あ!こっちも無い。ちょっとまって、奥に2匹いましたぞ」
「みなさん、そこでじっとしていてください。いますぐカエル星人に連絡をとってみます」
町長は大型のカタツムリの殻を取り出し、カエル星人に連絡をとりはじめました。
どうやら、それはカタツムリの殻ではなく、私たちの世界でいうトランシーバー、つまりケロシーバーだったようです。
連絡を終えた町長は、皆に重大発表をはじめます。

「実はみなさん、怪盗ルパンダからこのような予告状が届いていたのです。」

「とにかく2匹は残っていたのですから、新作発表はできます。
ではみなさまにこの2匹を見ていただきましょう」

礒野の作品は、眺めるためだけのものではありません。
全方向に見てほしいところがあり、その手触りも重さも冷たさも作品の一部。
二つの【ででんでんでん】は手から手へ、ライトを当ててもらったり、撮影されたり、なでてもらったり、握りしめてもらったり。


「あれ!上の段の引き出しの奥にも何かいますぞ」

町長の見せる引き出しには指の先ほどの小さなカタツムリがわらわらいます。


「これはいったい何なのでしょう?知ってますか?礒野さん?サバヲさん?」
サバヲも礒野も心当たりのない、その小さなカタツムリの正体を知るべく、のんちゃんが外で警備にあたるカエル星人のもとへ、飛び出して行きました。

その間もこちらの手、あちらの手がいそのんの説明をうけながら【ででんでんでん】を楽しんでくれています。
ウミノモトの入ったAKICOに興味しんしんの方も・・


「ただいま!」といきを切らせながらもどってきたのんちゃんは、カエル星人による「分析表」を手にしていました。
分析表によるとその小さなカタツムリは【ててんてんてん】
いそのんのつくる【ででんでんでん】に酷似した成分と性格をもつとのこと。
大きくなったら【ででんでんでん】になるかもしれない。

そこで、そこに居合わせたみなさまにお願いして、1匹づつお世話をしていただくことに。

【ててんてんてん】は小さな布袋に入れて中身がわからない状態で選んでいただきました。

それぞれの【ててんてんてん】

【ててんてんてん】の飼育手引書(大きくするにはタップしてね)

16:00をまわりました
号外です!


みなさま本日はどうもありがとうございます。
最後にいそのんから一年の感謝をこめて、恒例のクリスマスツリープレゼントを!



次回いそのん劇場は1月11日。
1だらけの日です。

【ででんでんでん】の10匹はいったいなぜいなくなったのか?
そしていそのんはどうやって10匹を連れ戻せるのか?
そもそも連れ戻せるのか?
今後も「けろけろ。」「スタヂオi」「Co展」をお見逃しなく!

河野甲公式サイト・・・http://ko-kono.com
ラセン館・・・https://rasenkan.com
スタヂオi・・・http://iso.wcs.jp
Co展・・・http://coten.wcs.jp
グラス2Hオークション・・・https://2h.wcs.jp
この日いそのん劇場では、カタツムリを題材にした礒野の新作発表がある中で新企画のスタートとなる事件がおこります。
では、お越しになってくださった方々が見守る中でちょっとしたお芝居を交えてすすめられたラセン館での「いそのん劇場」の様子をご紹介します。

いそのんからのおはなし
カタツムリって、幼稚園の子でも知ってるすごくポピュラーな生き物です。
だけど私もふくめ(河野さんたちマニアさんは別にして)ほとんどの人が名前と姿以外のことを実はなにも知らない生き物だったりします。
数年前から河野さんをきっかけにカタツムリを意識するようになった結果、少しづつカタツムリについて知ることが増えてきて、私はそれがとても楽しくって。
で、思ったのが、ぽつぽつとこつこつと身の回りの小さな世界を「知る」という喜びは人生を幸せにするなぁ、と。
カタツムリの作品をきっかけに、礒野は「知る」楽しみの幸せをみなさまと共有したい。
これがカタツムリをテーマにした動機です。
さて、本日ラセン館に来ていただいたこと、河野さんのお話を聞いていただくことで、カタツムリについてたくさんのことをさらに「知る」ことになるでしょう。
そして知っていることが増えれば増えるほど、礒野の作品を見るときにも、生垣でカタツムリをみつけた時にも、よりわくわくと、幸せな気持ちになるにちがいないと礒野は思っているのです。
2025年12月 礒野昭子

かたつむりに関する活動は皮革造形作家の河野甲さんのもうひとつの顔であり、ライフワークでもあります。
ラセン館はそんな河野館長がつくりあげた一風変わった博物館です。
カタツムリの軟体部分を現在の技術で標本として残すのは難しいことなのですが、ここラセン館では造形作家河野さん自身がその軟体部を制作。
生き生きとした姿のカタツムリ標本が説明や分類名とともに、展示、収蔵されています。
この日、大事な新作を納めたケースと、ウミノモトが取り付けられたままのAKICOをラセン館まで運んできたのはカエル星人ケロ。
カエル星人は怪盗ルパンダが【ででんでんでん】を盗みに来るのを防ぐべく、そのまま屋外で警護にあたることになったケロ
ラセン館でのいそのん劇場、本日のメニューはコチラ
まずは、いそのんのご挨拶、
つづいて、河野さんにカタツムリのお話しをしていただきました。

カタツムリを見つめることの楽しさが、皆さんに伝わったあとは、ラセン館の展示品、収蔵品をそれぞれで楽しむ時間です。
運び込まれた【ででんでんでん】は12匹。
お披露目を任された町長とのんちゃんがそっと確認します。
「大丈夫、大丈夫」
14:00 新作発表の時間です。
さて、とうとう見ていただくわけですけど、幾分ドキドキしています。
礒野としては、今持てるチカラを精一杯ひーっとしぼりだして、生み出したものです。
では町長さん、おひろめよろしくお願いします。
名前は【ででんでんでん】新種のカタツムリです。
町長が、黒い標本箱を真ん中の机に設置します。
箱には引き出しがふたつ。
どちらにも6匹の【ででんでんでん】が入っているはずです。
箱の上にあったAKICOをのけて、町長は上の引き出しをおもむろに引き出します。
「あ!無い!」
あわてて今度は下の引き出しをのぞきます。
「あ!こっちも無い。ちょっとまって、奥に2匹いましたぞ」
「みなさん、そこでじっとしていてください。いますぐカエル星人に連絡をとってみます」
町長は大型のカタツムリの殻を取り出し、カエル星人に連絡をとりはじめました。
どうやら、それはカタツムリの殻ではなく、私たちの世界でいうトランシーバー、つまりケロシーバーだったようです。
連絡を終えた町長は、皆に重大発表をはじめます。

「実はみなさん、怪盗ルパンダからこのような予告状が届いていたのです。」
「とにかく2匹は残っていたのですから、新作発表はできます。
ではみなさまにこの2匹を見ていただきましょう」
礒野の作品は、眺めるためだけのものではありません。
全方向に見てほしいところがあり、その手触りも重さも冷たさも作品の一部。
二つの【ででんでんでん】は手から手へ、ライトを当ててもらったり、撮影されたり、なでてもらったり、握りしめてもらったり。
「あれ!上の段の引き出しの奥にも何かいますぞ」
町長の見せる引き出しには指の先ほどの小さなカタツムリがわらわらいます。

「これはいったい何なのでしょう?知ってますか?礒野さん?サバヲさん?」
サバヲも礒野も心当たりのない、その小さなカタツムリの正体を知るべく、のんちゃんが外で警備にあたるカエル星人のもとへ、飛び出して行きました。
その間もこちらの手、あちらの手がいそのんの説明をうけながら【ででんでんでん】を楽しんでくれています。
ウミノモトの入ったAKICOに興味しんしんの方も・・

「ただいま!」といきを切らせながらもどってきたのんちゃんは、カエル星人による「分析表」を手にしていました。
分析表によるとその小さなカタツムリは【ててんてんてん】
いそのんのつくる【ででんでんでん】に酷似した成分と性格をもつとのこと。
大きくなったら【ででんでんでん】になるかもしれない。
そこで、そこに居合わせたみなさまにお願いして、1匹づつお世話をしていただくことに。

【ててんてんてん】は小さな布袋に入れて中身がわからない状態で選んでいただきました。

それぞれの【ててんてんてん】
【ててんてんてん】の飼育手引書(大きくするにはタップしてね)
16:00をまわりました
みなさま本日はどうもありがとうございます。
最後にいそのんから一年の感謝をこめて、恒例のクリスマスツリープレゼントを!
次回いそのん劇場は1月11日。
1だらけの日です。
【ででんでんでん】の10匹はいったいなぜいなくなったのか?
そしていそのんはどうやって10匹を連れ戻せるのか?
そもそも連れ戻せるのか?
今後も「けろけろ。」「スタヂオi」「Co展」をお見逃しなく!
河野甲公式サイト・・・http://ko-kono.com
ラセン館・・・https://rasenkan.com
スタヂオi・・・http://iso.wcs.jp
Co展・・・http://coten.wcs.jp
グラス2Hオークション・・・https://2h.wcs.jp









