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【おはよう】2022

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【おはよう】と卵を中から割って、外の世界を覗いたばっかりのステガちゃん。

ステガちゃんのご先祖はデボン紀に浅い海から陸にあがってきたイクチオステガやアカントステガの仲間。
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それが生きる場所や生き方を探して進化を続け、当時のでっぷりした身体や、頭のてっぺん寄りについた目はそのままながら、今や空も飛べる小さな生き物になりました。

ご先祖さまのように、浅い海に生活していたころは、水中に柔らかい卵で生まれたかもしれませんが、ステガちゃんの今の生活の舞台は陸と空。
海中のご先祖さまには全然必要なかった硬い殻の卵から、コツコツぱりぱりとその殻を中から割って生まれてきます。

鳥のヒナは卵から出たときに最初に出逢った生き物を親と思ってなつく、という話があります。
ステガちゃんは鳥ではありませんけど、生まれてきたばかりのステガちゃん、じっと目をあわすことで、かけがえの無い関係が築けそうな気がします。


さて、ステガちゃんの身体の色のおはなしです。
空を飛ぶようになったステガちゃん。
保護色をまとっていて、とてもみつかりにくいのです。
空を飛ぶことの多いことから空のような水色が基本。
時には、桜の中にまぎれる桜色の子もいます。

きまぐれで生み出したちょっと濃いスミレ色の子、
この子が夜空を舞っていると、きっとみつけることができません。
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この子には背中にちっちゃな翼があるのが見えてます

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この水色の個体は、卵のフォルムが下ぶくれにまるっこいです。
そして嬉しい事に、平らなところでは傾きながら、自立させることもできます。
(ちょっとした窪みがあるとしっかり安定します)

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「おはよー」「はじめましてー」
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「おはよー」「はじめましてー」

ヒビのいっぱい入った卵の殻で見えない内部にも、一応身体は詰まっていて、個体によりますが上手く光を入れてやるとほんのり中の色が透けてみえることがあります。
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水色の子
体重38g:身長33mm:横幅28mm:奥行き28mm
佐竹ナマリガラス
isoのサイン入り
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スミレ色の子
体重49g:身長37mm:横幅28mm:奥行き30mm
佐竹ナマリガラス
isoのサイン入り
2022/04/08 19:51 Update

【虫草くん】宿主編

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ひとつめの宿主の正体は
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りっぱに「ウゴウゴタケ」になった「ウゴウゴ」

それぞれの矢印の指し示す所を見てみましょう。
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Aの部分(A:B:C:Dの部分写真はタップするときれいに拡大します)
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Bの部分:宿主の頭部
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Cの部分:宿主から生えた子実体
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Dの部分:裏側
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2つ目の宿主の正体は
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こちらも「ウゴウゴ」
ずいぶん朽ちてもいますが、はっきりと虫の姿を保っています。

それぞれの矢印の指し示す所を見てみましょう。
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Aの部分
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Bの部分:宿主の頭部
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Cの部分:宿主から生えた子実体
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Dの部分:裏側
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3つ目の宿主の正体は
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こちらも宿主は「ウゴウゴ」
白い目を持った個体です

それぞれの矢印の指し示す所を見てみましょう。
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Aの部分
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Bの部分:宿主の頭部
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Cの部分:宿主から生えた子実体
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Dの部分:裏側

【虫草くん】掘り出し編ーー>http://www.iso.cx/kero/0652
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新作【虫草くん】はスタジオiにて抽選販売します。
この抽選販売は終了しました

受け付けは3月21日から3月24日19時まで。

販売価格は68000円
虫草袋(虫草袋:羊毛 綿花 銅線 本革)とセットです。
ぶら下げ用の革ひもが付属します。

スタヂオi・・・・・http://iso.wcs.jp/
【虫草くん】抽選販売のお申し込み方法・・・ http://iso.wcs.jp/03206
2022/05/30 19:51 Update

【虫草くん】掘り出し編

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地面から不思議なものが生えています。
いったいこれは何でしょう?
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草ではありません。
木でもありません。
生えてるものが何かわからない時には、土の中の虫から生えたキノコ「虫草」かもしれません。

つんつんさわってみると、みた目より硬い気がします。
ますます「虫草」の可能性が高まります。

「虫草」なら、根元に宿主となったかつての虫がついてるはずです。
ちぎらないように、こわさないように、そおっと掘っていってみます。

掘り上げた土の塊には白い菌糸がまわっています。
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これはやっぱり「虫草」にちがいありません。
そおっっと土くれを払い落としていくと、現れたのは宿主となった虫のすがた・・・。

【虫草くん】宿主編につづく・・・ーー>http://www.iso.cx/kero/0653 
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この【虫草くん】という作品はあの大作【ウゴウゴタケのコウイカさん】の中に居たウゴウゴタケの虫草を抜き出して、そのものだけで新しい意味を添えて誕生した作品です。
2022/03/18 20:11 Update

【八月の蛸】

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この作品【八月の蛸】は卵のお世話をするお母さん蛸が主人公。

岩陰に産みつけられた房状の卵を狙って、魚達が隙あらば!と寄ってきます。
ヒトも、そんな蛸さんに出逢ったら、ついそばまで潜っていってじっと見たくなります。
まわりに現れるものたちの興味や好奇心を計るように、じっとこちらを見つめるお母さん蛸の、身体が白っぽいのは警戒しているせい。
そして筋肉でもりあがった正面の足は、子供達を守るように海部分を抱きかかえています。


この個体の海中には、卵塊と、クラゲと、イソギンチャクやホヤのようなもの、などが棲んでいます。(isoのサインもあります)
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卵やクラゲやほかのいろいろは、八本足のあっちこっちの隙間から見ることができます。

卵塊は海の水の流れで揺れているようなイメージ。
そしてお母さん蛸から見えない後ろ側にはクラゲが1匹漂っています。
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暗いところで小さな懐中電灯などで光をとおしてやると、とおす場所によって、海中が青く染まります。
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右は光をとおしてやったところ

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この個体のぶら下げの重心は、頭部が上、足先が下。
私の手では、ぐっと握って、隙間から蛸さんが見えるくらいの大きさです。
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自画自賛ですが、とってもかわいいのです

佐竹ナマリガラスと金、銀箔を使用
isoのサイン入り(発見難易度はレベル2)
  
体重:54g 高さ:41mm 幅:30mm 奥行:29mm
2022/02/23 20:49 Update

2022年の【ヒツジダマ】

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【ヒツジダマ】真上からみたところ

今月21日のグラスオークションで登場の【ヒツジダマ】です。
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正面ちょっと上から見たところ

とってもまんまるこい子です。

ひっくり返すと、お庭のようなドームになっています。
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ひっくり返して横から見たところ
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どちらも透明の層ですが、地中の層と空中の層があります。
角度をつけて見ると、ここで分かれる、というところを見つけることができます。

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ひっくり返してほぼ真上から見たところ

シロツメクサのよつばとみつばの下にはおなじみのモゾゾと「八脚蟲」が居ます。
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ぶら下げて歩くときは、羊さんが上になります。
出逢った人と目があったら、にっこりほっこりしてもらえるでしょう。

羊さんの頭のぼこぼこはとても有能で、ひっくり返したときに、お好みの角度で上手に立てることができます。
おうちにいるときなど、緑のドームの面をいろんな角度で楽しんでください。

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これは本で読んだハナシなのですが、シロツメクサというネーミングは外国からガラスを輸入するときの梱包材だったことから名付けられたのだそうです。
詰草ということですね。
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オマケ
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こんなのつくりました。
ヒツジダマのスタンドです。
ざっくりとしたつくりですけど、【ヒツジダマ】落札の方、お入り用でしたらさしあげます。

それでは今月のグラス2Hは21日
わくわくどきどき!お楽しみくださいませ。

グラス2Hオークション会場・・・
2022/01/19 14:46 Update
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